いけみきの日本うまいもん物語

ご当地食材で絶品酒場メシ!美味いつまみをめぐる旅に出よう

【ごはんクエスト:新潟】新潟人だけど、実は初めて!極寒が生む絶品調味料

てりってり、つやっつや‥‥これは自信作!

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新潟の調味料「かんずり」を使って

鶏のピリ辛てりやきを作りました。

辛いんだけど、とがってない、

かんずりだからこそ出せるピリ辛感がたまりません。

深みのある独特の発酵味は、もうおつまみのために存在する調味料とさえ思うほど。

 

 

かんずりってなに?

 

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スキー場としても知られる新潟県妙高市の名産品、かんずり

このような瓶詰めで売られています。

「寒作里」という文字があるように、

日本酒の仕込み方の1つ、寒い時期に仕込みをする「寒造り」が

語源となっているようですね。

 

材料はシンプルに

唐辛子、糀、柚子、塩。

 

そして作り方の大きな特徴は、雪さらし3年間の熟成

塩漬けにした唐辛子を、1月の妙高の寒い寒い雪の上で

3〜4日間、雪の上にさらすのです。

これによって雪が唐辛子のアクを吸い取り、辛味がマイルドになるそう。

 

これを回収して、糀、柚子、塩と共に、なんと3年間も熟成・発酵!

その中で1年に1回、空気を入れて均一に発酵させる「手返し」が行われます。

 

新潟の寒さがあるからこその、奥行きのあるマイルドな辛味。

これほどまで手間がかかっているとは驚きです。

寒くて大嫌いだった新潟の冬に、感謝する日が来るとは!

 

 

味は?使い方は?

一体どんな味がするの?と気になるところですが

口に入れるとまず、ふわりとお酒のような芳醇な風味が!

そして、ちょっとカドが取れた程よい辛味と、柚子の香りがやってきます。

野菜、魚、肉、素材を選ばずに使えそう。

お刺身やステーキにつけたり、お味噌汁の隠し味にも使われるそうですよ。

 

今回はお酒がすすむ簡単メニューにアレンジ!

ツウな味に変化しますよ。

 

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鶏のピリ辛かんずり照り焼き

材料(2人分)

・鶏もも肉    1枚(300g)

・長ねぎ     1/3本

・細ねぎ(刻み) 適量

・塩こしょう   少々

かんずり    小さじ1/2

・片栗粉     大さじ1/2

・サラダ油    大さじ1

かんずり    小さじ1/2

☆酒       大さじ1

☆みりん     大さじ1

☆塩       小さじ1/3

 

作り方

  1. 鶏肉は食べやすい大きさに切り、塩こしょうをふり、かんずりをすり込んで下味をつけ、片栗粉をまぶす
  2. 長ねぎは斜め薄切りにする
  3. フライパンにサラダ油を入れて中火で熱し、鶏肉を皮目から入れて焼く
  4. 焼き色がついたら弱火にして裏返しながら火が通るまで焼く
  5. ☆を加え、水分をとばしながらからめ、器に盛る
  6. 長ねぎ、細ねぎをのせる

 

2人分のはずが、1人でペロリ。

わたしはビールと共に。

サワーやハイボールもよく合いそうです。

 

 

 

かんずり購入先はこちら

今回もネスパスさんで購入しました!

カルディさんにも売っているようです。

 

表参道ネスパス新潟館

〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-11-7

TEL:03-5771-7711